全身タイツ(ぜんしんタイツ)は今、ますます流行品になっています。多くの領域で全身タイツの姿が見ることができます。
現代ではスポーツメーカーの研究開発による最先端の繊維素材が使用され、極限までのシビアな動きが必要とされるスポーツ分野では、空力抵抗に特に優れたものや、筋肉の動きをサポートするものなど、特殊な機能を持たせた全身スーツが現在も開発され続け、スポーツ選手の運動記録の更新に一役買っている。スポーツ用タイツのうち、腰より下だけを覆うものはロングタイツと呼ばれている。日本においては、ウルトラマンなどの特撮ヒーローの衣装に、現在の全身タイツの原型をみることができる。
全身タイツは上記のような分野だけでなく、そのユーモラスに見えなくもない姿から、モジゾーや赤鼻、電撃ネットワーク、3ガガヘッズ等、テレビのバラエティ番組のパフォーマンス、コントで使われることも多くなっている。
パーティ用の安価な全身タイツが市場に出回るようになって以降は、宴会を盛り立てる小道具としても利用されるようになった。
また、全身タイツ姿を好んで見ること、あるいは自ら着ることにより、自らの性的嗜好を満たす者(フェティシズム)もいる。このような特殊な性的嗜好を持つ者は一般的に「全身タイツフェチ」、「ゼンタイフェチ」と称されている。そのため頭部まですっぽり覆うタイプもあり、顔のほか目や口だけが露出しているタイプのほか、全く地肌が見えない全身タイツも存在する。