四月は君の嘘は「新川直司」の漫画。及びそれを原作としてアニメ作品です。
昔はピアノのコンクールで非常に優秀な成績を出していた主人公有馬公生はとある理由によりピアノを全く弾かなくなってしまっていた。しかし、ある日破天荒なヴァイオリニストのヒロイン宮園かをりと出会い、強制的な形で再びピアノを弾き始めることになります。
宮園かをりは自己中心的で有馬公生のことを振り回しますが、その中で有馬公生もかつての宮園かをりの情熱を取り戻していくのです。話は心に深い傷を負っている少年の心の成長を様々な角度から描いている青春物語。音楽に興味があれば尚更楽しめる、といったところでしょうか。
有馬公生がかなり涙もろいのか、彼の過去がそうさせるのか、よく泣くのですが、涙は心の浄化。この作品で一緒に浄化できます。登場人物のみなが成長してその人なりの答えに辿りつく成長の物語です。見た自分も成長したかもしれません。心に残る大好きな作品です。