うっかりしてコーヒーやジュースなどをファーコートにこぼしてしまったら、すぐにハンカチかティッシュペーパーで吸い取ります。その後、少し濡らしたタオルで汚れを軽くたたきだすようにして、拭取ります。糖分が残っていたりすると虫食いの原因になります。繰り返して丁寧に処理しましょう。それでも取れない場合は、早めに毛皮専門店に持って行くほうが良いでしょう。雨や雪などで濡れた時は雨や雪で濡れた場合は、よく振って水分を切ったら、乾いた布で丁寧に拭取り、風通しのよいところで日陰干しにして、自然乾燥させます。
毛皮まで濡らしてしまった時は、皮が硬化したり破れてきたりしますので早めに購入店かクリーニング店に相談しましょう。
毛並みにくせがついた場合はぬるま湯で固くしぼったタオルで毛先の部分を軽く濡らすか、霧吹きで軽く水を吹きかけます。後は、金グシで毛並を整え、日陰乾しで自然乾燥させれば、たいていのクセは取れます。
毛皮は熱が大敵毛皮は少々、雨に濡れたりしても、後できちんと手入れをすれば心配ありませんが熱には大変、弱いので十分ご注意下さい。
ファーコートの保管については、暗冷な通気性の良い所で、毛皮が押し潰されることのないように収納し、防虫剤を活用します。除湿剤は硬化の原因になる場合がありますので注意が必要です。