コクリコ坂から

『コクリコ坂から』は、高橋千鶴(作画)・佐山哲郎(原作)による日本の漫画作品である。乗った船が遭難し、行方不明となった船乗りの父と、仕事のためにアメリカに渡ったカメラマンの母を持つ小松崎海は、母の留守中、小松崎家を懸命に切り盛りしていた。そのころ、海たちが通う港南学園では、新聞部部長の風間俊と生徒会長の水沼史郎が起こす騒動によって、生徒と教師が翻弄されていた。突如として新聞部によって発表される「ミスター・ミス港南」、物理法則をめぐる風間と水沼の賭け、制服廃止運動をめぐる風間と水沼の対立…。こうした一連の騒動を海は冷ややかに見つめていたが、制服廃止運動の敗北の責任を風間が一身に負わされるのを見て、いつしか海は風間を擁護する声を上げるようになる。風間もまたひたむきな海にひかれ、2人は交際を始める。しかし、ある日、水沼は風間に海と交際しないよう忠告する。
コクリコ坂から』の最大の魅力って、いまの高校生が観たら腹が立つんじゃないかと思うほど、みんなが「上を向いて歩いている」「涙がこぼれないように」ことだ思います。「自分の力で、少しずつでも世の中を良くすることができる」と信じている。