「進撃の巨人」は、別冊少年マガジンにて2009年より連載中の漫画作品。繁栄を築き上げた人類は、突如出現した“天敵”「巨人」により滅亡の淵に立たされた。生き残った人類は、「ウォール?マリア」、「ウォール?ローゼ」、「ウォール?シーナ」という巨大な三重の城壁の内側に生活圏を確保することで、辛うじてその命脈を保っていた。城壁による平和を得てから約100年後。いつしか人類は巨人の脅威を忘れ、平和な日々の生活に埋没していた。
進撃の巨人』内容はお気楽とは程遠い、終始重たい雰囲気だけれどもテンポの良さと「そう来たか!」と思わせる展開に引き込まれた。圧倒的な絶望感、それに心臓を捧げて立ち向かっていく兵士たち、本当に命がけの戦い。切ないけれど、だからこそカッコいい。立体起動装置という特殊な戦い方がまた面白い。
この根底にあるのは、希望と絶望の対比で、それをグロさが引き立たせるという構造だね。誰だって当たり前に弱くて強い。よくある少年漫画のような特別感がない。それでも戦うところがすごくかっこいいと思えた。まだ未完結の為、これからの展開次第で評価は左右されるけれど、今はかなり面白い!原作の雰囲気が120%出せている、動きや音楽で臨場感が半端ない。来年春、「進撃の巨人」二期を楽しみに。