NO.6とは、あさのあつこの近未来SF小説である。ノイタミナ枠でアニメ放送された。2013年、理想都市『NO.6』に住む少年・紫苑は、9月7日が12回目の誕生日に彼の運命を変えた。『矯正施設』から抜け出してきた謎の少年・ネズミと出会った、負傷していた彼を介抱した紫苑だが、それが治安局に露見し、NO.6の高級住宅街『クロノス』から準市民の居住地『ロストタウン』へと追いやられてしまう。4年後、紫苑は奇怪な事件の犯人として連行されるところをネズミに救われ、彼と再会を果たす。NO.6を逃れ、様々な人々と出会う中で紫苑は、理想都市の裏側にある現実、『NO.6』の隠された本質とその秘密を知っていく…。キャラは好感が持てる人ばかりだった。紫苑は純粋だが天然で、人を引きつける人だしネズミは、冷酷な部分はあるが、情が深く優しい人なんだなと思った。ヒロインははっきりと何でも言う子だけど、とても優しくしたたかな凛々しさを感じた。
ネズミ紫苑は特別な感情があった。けど、なんというか、性的な意味をもってないというか。大好きで、大切で、憧れで、愛おしくて、幸せで、一緒に居たくて。そういう感情を相手に抱く時に、相手の性別が同性だとか異性だとかそんなことは瑣末なことなんじゃないかな。見てる間幸せな気持ちになる。