2011年の世界を舞台に、願いを叶えた代償として「魔法少女」となり、人知れず人類の敵と戦うことになった少女たち

に降りかかる過酷な運命を、優れた魔法少女となれる可能性を持ちながらも傍観者として関わることになった中学生・鹿

目まどかを中心に描く。

この作品は2011年9月に第16回アニメーション神戸賞作品賞・テレビ部門を受賞。「夢や希望だけでは語れない〝魔法少

女〟の世界に、多くのアニメファンが釘付けにされたのではないか」と評価、脚本の虚淵、キャラクター原案の蒼樹、異

世界設計の劇団イヌカレーの三者の世界を融合し、それを監督の新房と制作会社のシャフトの手腕によって骨太のアニメ

ーションに昇華させ、「早く次が見たいと言うテレビシリーズならではの醍醐味を味合わせてくれた」ということを選出理

由にしている。

魔法少女まどか☆マギカは日本国外での人気がとても高いです。北米では、ブックレット付属の吹き替え版DVDは通常の約

2倍の値段ながら予約で完売した。イタリアでは、国営放送で日曜朝から放映され、BDがAmazonDVD総合ランキングの1位

を取っている。フランスではAnime & Manga 19th Grand Prixで最優秀エスポワール(希望)賞を受賞した。韓国では日本の

放送の1週間後にケーブルチャンネルで放送され、全作品で視聴率1位を獲得している。台湾ではニコニコ生放送で日台同時

全話配信が行われたほか、2012年2月にはまどか☆マギカカフェがオープンし、オープン初日に200人以上が列を作る人気振

りとなった。