『アサシン クリード』(ASSASSIN'S CREED)

『アサシン クリード』(ASSASSIN'S CREED)は、第三回十字軍が派遣された12世紀末のエルサレム周辺一帯が舞台となる。人混みに紛れて監視の目をくぐり抜けながら、アサシン教団(十字軍時代に活躍した暗殺者集団)の一員アルタイルとして任務を遂行する。本作の最大の特徴は、次世代機による美麗なグラフィックとオープンワールド型のマップを縦横無尽に駆け回る高いアクション性である。
主人公のアルタイルの活躍は、厳密にはデズモンド・マイルズのDNAから構築した架空世界での出来事である。ストーリー上では、プレーヤーはデズモンドとして、アルタイルの人生を追体験しているという構造となっている。
1191年、十字軍とイスラム勢力は、聖地エルサレムを巡って熾烈な争いを繰り広げていた。そのため聖地には混乱が起き、市民の間に恐怖と不安が広まった。この争いを収束すべく、アサシン教団は両軍幹部の暗殺を決行。教団の一人、アルタイルが刺客に送り込まれた。彼は任務を着実に遂行する中で、次第に標的の秘密が明らかになる。
アサシンブレードと呼ばれる特殊な刺突用の小刀(左腕の手首に鞘がついており、小指に付けられたリングを引っ張ることでリングと鞘をつなぐ紐が引かれ刃が飛び出す仕組み。アサシン達はこれの飛び出しが妨げられないよう皆一様に左手薬指が欠損している)と剣、ショートブレード、投げナイフに加え、自身の拳で武装している。