「キャプテン翼」はサッカーが大好きで「ボールは友達」が信条の主人公・大空翼の活躍を描く成長物語。大空翼の父の職業が船長であり、小学生の頃からブラジル行きを夢見ていた翼が家庭教師についてポルトガル語を学んでいる姿、あるいは翼の終生のパートナーである岬太郎の父が世界中を渡り歩く画家であり、各国の町並みやその国・地域の言語を漫画の中でも描くなど、その世界観は非常に広く、ワールドワイドな物語となっている。
翼を目標とし、単身イタリアに渡った新たな主人公葵新伍の活躍を描く。【ジュニアユース編】での強敵だったジノ・ヘルナンデスが再登場し、葵の理解ある良き友人となる。
また、野球を描くか、サッカーを描くかで編集と相談した所、「野球は順番があるから、本人の打順まで回さなければならないが、サッカーは、チャンス時に何時何処で誰が出ても、不思議じゃ無いからサッカーの方がいいのではないか」とアドバイスされ、サッカーに決めた。アニメ化もされ世界的大ヒット作となり、選手・観客両面から日本のサッカー人気とその底上げに大きく寄与した。Jリーグ発足に伴うサッカー人気により復活し、1994年から1997年まで「キャプテン翼 ワールドユース編」が連載される。