メイドを好奇心の主題に据えた作品として、メイドの住まう館もの、メイドものというジャンルでパソコン(PC-98x1)用のアダルトゲームとして1993年に『禁断の血族』、1996年にKENJI氏の呼びかけで『殻の中の小鳥』およびその続編『雛鳥の囀』(メーカー:BLACK PACKAGE、のちSTUDiO B-ROOM )が発売されたことにより、のちにメイド萌えと呼ばれることになる嗜好への流れが生み出された[6]。『雛鳥の囀』は19世紀の英国を舞台に身請けしたメイドを調教して取引先の客人に宛がうという設定の育成ゲームである(ただし、時代?風俗考証については稚拙なものであった)。ヒロイン全員がメイドとして登場する最初の作品とされ、以後アダルトゲーム各社の「メイドもの」作品がこれに続く形で登場した。