夏目友人帳は、緑川ゆきによる日本の漫画作品、およびそれを原作としたアニメ、ドラマCD作品。魅力的なストーリー展開と登場人物たちが多くのファンを惹きつけている。小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志は、ある日祖母レイコが妖怪を子分とする証にその名を書かせた「友人帳」を見つける。名を取り戻そうとする妖怪達から狙われるようになってしまった夏目は、自称用心棒の妖怪・ニャンコ先生と共に、妖怪達にその名を返す日々。夏目貴志は幼いころに両親を亡くし、親戚をたらいまわしにされ、妖怪が見えることで気味悪がられ…な生活をしてきた。夏目には普通の人には見えるはずのない妖怪が見えてしまい、そのためにトラブルに巻き込まれることが多かった。可哀想設定だけでも涙を誘いますが、散々な生い立ちながらも我慢強く心優しく成長しているのがもう…
遠縁にあたり彼を引き取った優しい藤原夫婦、友人帳を通じて知り合った妖怪たち、妖怪を悪しきものとして封じる退治人、当たり前の幸せを経験させてくれる友人たち……さまざまな人たちとの触れ合いから、彼は学び、喜び、悩み、過去の自分を乗り越えていく。ほのぼのしたり切なかったり、たまにシリアスや緊張感ある。
夏目の言葉はいつでも優しくて、暖かくて、そして...悲しい。「優しい人たちに出会えて優しさを知って逃げたくないって思った、俺も優しくなりたいって思ったんだ」って、夏目を見ると、私も優しい人になりたいなって。